湯シャン・水シャンが白髪改善に効くって本当?最適な温度は?お湯・水・塩シャンどれが一番いい?

湯シャンが白髪改善に効くって本当?最適な温度は?お湯・水・塩シャンどれが一番いい?

年齢を重ねるにつれて、悩みのタネとなるのが「白髪」ですよね。あるヘアケアブランドの調査によると、「白髪を気にしている人」は30歳を機に急増し、35~39歳では回答者の半分以上に達したという結果が出ています。

最近では、あえて白髪を活かした「グレイヘア」も話題ですが、美しい白髪を保つのもまた手間がかかるもの。

そんななかで、ここ数年自然派志向の人や頭皮にトラブルがある人はもちろん、白髪に悩む人にも注目されているのが「湯シャン」です。

目次

 

湯シャンが白髪にいいと聞いたけど、より効果的な正しい改善方法は?

湯シャン効果的方法

市販されているシャンプーの多くには、泡立ちを良くして洗浄力をアップさせるために、界面活性剤が含まれています。

特に洗浄力が強い石油系の界面活性剤は、髪や頭皮に悪影響を及ぼすと言われていて、さらに每日シャンプーを続けていると、頭皮や髪を守る常在菌がいなくなってしまうという研究結果も出ているのです。

白髪ができる原因はさまざまですが、頭皮環境の乱れや、頭皮を守っている肌バリア機能が低下することも大きな原因のひとつ。

そのため、頭皮への刺激が強い成分が入っているシャンプーを使わず、お湯だけで洗う「湯シャン」が、白髪改善に効くと一躍話題になったようです。

では、「湯シャン」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
なんでも、「湯シャン」のほかに、「○○シャン」と呼ばれるものがいくつかあるのだとか…。ひとつずつ見ていきましょう!

 

白髪改善に良いと言われる「湯シャン」とは

「湯シャン」とは、シャンプーやコンディショナーなどを使わず、お湯だけで髪を洗うことを言います。芸能人やモデルの中にも湯シャン派が少なくないようで、実際に多くの医療関係者や専門家も湯シャンを勧めています。

そもそも、髪の汚れの8割はお湯による予洗いで落ちると言われています。ただし、単にお湯で洗うだけでは不十分。やり方を間違えると、反対に頭皮トラブルを招くことにもなりかねません。

まずは、湯シャンの正しいやり方をご紹介します。

 

正しい「湯シャン」のやり方

1.ブラッシング

ブラッシング

洗髪前に、静電気が起きにくいブラシを使って髪についたホコリや汚れを落とします。髪全体を根もとから毛先まで丁寧にブラッシングすることで、フケや皮脂汚れ、抜け毛などが落ちることを実感できるでしょう。

 

2.ぬるま湯で洗う

ぬるま湯で洗う

40度以下のぬるま湯で、頭皮を指の腹でやさしくマッサージしながら洗います。ロングヘアの場合はブラシを使って髪をとかしながら洗うと効果的です。

 

3.乾かす

乾かす

しっかりとタオルドライをした後、ドライヤーの温風と冷風を交互に当てて乾かします。

重要なのはステップ2の「ぬるま湯で洗う」です。慣れないうちは10分程度、シャンプーをするようにしっかりと洗い続けることが大切なのだとか。

とはいえ、洗い過ぎも良くないため、慣れてきたら5分以内を目安と考えて洗うと良いでしょう。

その際、汚れを落とそうとするあまり爪を立ててゴシゴシと洗うのはNG!

あくまでもやさしく、汚れをもみだすように洗うことを意識してくださいね。

 

「水シャン」とは

水シャンとは

「水シャン」とは「水洗髪」とも呼ばれ、お湯ではなく水(または水に近い温度のぬるま水)を使って洗髪すること。シャンプーを使わないという点は湯シャンと同じですが、違いは温度にあるようです。

水洗髪を推奨しているクリニック宇津木流院長の宇津木龍一先生は、『薄毛・白髪に黒髪が復活!最強育毛術(マキノ出版・刊)』の中で、次のように述べています。

“34度以下のぬるま水で洗髪すれば、酸化した皮脂は洗い流せます。皮脂は残るので、皮脂を大量に作る必要がなく、皮脂腺が萎縮。それによって、皮脂量もへるので、ベタつきもにおいもなくなるのです。さらに、皮脂腺が消費していた栄養が、髪に供給されるようになるので、根もとがしっかりしてきて、太くてコシのある髪が生えてきます。

『薄毛・白髪に黒髪が復活!最強育毛術(マキノ出版・刊)』より引用

宇津木先生は実際に10年ほど前から水シャンを実践していて、細くてサラサラとコシがなかった髪が、太くてツンツンしたコシにある髪に、しかも髪の量も密度も増えたとのこと!

 

「塩シャン」とは

塩シャンとは

「湯シャン」や「水シャン」の進化系!?のひとつに、「塩シャン」があります。「塩シャン」とは、塩を溶かしたぬるま湯で髪を洗うというもので、「塩洗髪」とも言われています。

やり方としては、ぬるま湯で洗髪した後に、天然塩を溶かしたお湯をかけて揉み洗い、最後にシャワーで洗い流すというもの。

実は、汚れや皮脂はお湯だけで洗い流せるけれど、垢(たんぱく質)だけは熱で凝固してしまうのだとか。

そこで取り入れるのが「塩」です。塩には、たんぱく質を溶かす「塩溶(えんよう)」という作用があるため、頭皮の垢を塩が落としてくれる働きがあります。

さらに塩シャンには「イオンによる消臭効果」もあると、五味クリニック院長の五味常明先生は述べています。

“におい分子は、必ずプラスかマイナスの電気を帯びています。塩が水に溶けると、マイナスのナトリウムと、プラスの塩素に分解(イオン化)されます。
この塩湯で洗髪することで、プラスのにおい分子にマイナスイオンが、マイナスのにおい分子にはプラスイオンが、それぞれ吸着します。その結果、頭皮が中和消臭されるのです。”

『薄毛・白髪に黒髪が復活!最強育毛術(マキノ出版・刊)』より引用

なお、ミネラル分を多く含む天然塩を使うと、より髪が潤うことを実感できるそうですよ。

 

湯シャンが頭皮、白髪に良いことはわかったけど、なかなか実行できない…

湯シャン実行できない

湯シャン、水シャン、塩シャン、いずれも髪や頭皮に良いということがわかりました。

とはいえ、人によっては皮脂が過剰分泌していて、ベタつきが気になるという場合も多いのではないでしょうか。

また、特に夏場はにおいが気になるという人も。一定時間頭皮をマッサージしながら洗うというのも、每日となるとちょっと手間に感じてしまいますよね。

ではここで、実際に湯シャンをしている方の感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

最初のうちは、慣れるまでは少し違和感があるようですが、続けることでベタつきや痒みが気にならなくなったという感想が多く見られました。

また洗いあがりは意外とスッキリしていて、髪もサラサラになる方が多いようですね!

実際に試してみたい方は、一気にシャンプーをやめて湯シャンを徹底するのではなく、徐々に湯シャンに切り替えていく方法がおすすめです。

はじめは週1程度、たとえば休みの前の日だけ湯シャンにトライし、湯シャンの方法に慣れてきてベタつきやにおいなどが気にならなくなってきたら、週に2回、週に3回と湯シャンの割合を増やしていくのはいかがでしょうか?

 

完全に湯シャンに移行するまでは、頭皮を洗いすぎないシャンプーがおすすめ!

頭皮洗いすぎないシャンプーおすすめ

少しずつ湯シャンを取り入れていくとはいえ、ほかの日をこれまでと同じ洗浄力が強すぎるシャンプーを使い続けるのは、正直頭皮にとってあまり好ましくありません。

おすすめは、合成界面活性剤を使わず、植物由来のクレンジング成分で汚れをやさしく落とすシャンプーです。

頭皮を洗いすぎないから、肌バリア機能を低下させることなく汚れを落として潤いを保ち、頭皮環境を整えてくれます。

頭皮にやさしいシャンプーには、いくつかの種類があります。

たとえば、アミノ酸系の洗浄成分からできている「アミノ酸系シャンプー」や、天然由来成分を配合した「無添加シャンプー」、そして、最近話題の「クリームシャンプー」がそのひとつ。

なかでも、特におすすめなのがKAMIKA(カミカ)」です。

KAMIKA(カミカ)黒髪クリームシャンプー

KAMIKA」は濃密なクリームで汚れを包み込んで洗い流すから、界面活性剤を使用しているシャンプーのように髪や頭皮に必要な水分や油分を奪うことなく、スッキリとした洗い上がりとツヤのある髪が手に入ります。

しかも、メラノサイトの働きを刺激する「ヘマチン」や「メリタン」といった成分を配合していて、髪の内側から健康的な髪へとアプローチできるスグレモノなんです。

さらに、傷んだキューティクルを補修してくれる効果もあり、カラー後の色持ちが良いのもポイント。

これ1本で「シャンプー」「コンディショナー」「トリートメント」「頭皮ケア」「白髪染め後のパサつきケア」の5役を果たしてくれる点も、忙しい現代人にピッタリですね。

【通常価格】5,800円(税抜)

白髪が気になり始めたら、まずはシャンプーを見直してみませんか? 頭皮にやさしいシャンプーと湯シャンを取り入れて、快適な頭皮環境を手に入れましょう!

参考書籍:『薄毛・白髪に黒髪が復活! 最強育毛術』(マキノ出版)

 

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