目次
- 白髪にいい「L-リジン」とは
- 「L-リジン」の髪の毛への効果
- 「リジン(リシン)」を含む食品とは
- 手軽に「L-リジン」を摂るならサプリメントがおすすめ!
- 白髪対策や育毛のために「L-リジン」を積極的に摂ろう!
「白髪にいい成分で最近よく聞く『L-リジン』って…?」
「『L-リジン』…いったい何からできてるの?」
「L-リジン」という言葉自体、あまり聞いたことがない人も多いかもしれません。
でも、「L-リジン」は私達人間にとって重要な栄養素のひとつで、髪の毛にもとても深い関わりがあるものなのです。
今回は、そんな「L-リジン」について、髪の毛との関係や効果的な摂り方などをご紹介します。
最後まで読めば、髪へのアプローチの新たな発見があること間違いなしですよ。
白髪にいい「L-リジン」とは
栄養素の中でも、5大栄養素と呼ばれるもののうちのひとつが、タンパク質です。家庭科で、筋肉や血を作る栄養素だと習ったのを覚えている人も多いはず。
そのタンパク質を構成するアミノ酸のひとつが「L-リジン」。体の栄養素としてなくてはならないものです。
私達の体に必要なアミノ酸は、たった20種類のみということが分かっていますが、驚くべきことに、それらが全ての筋肉や臓器・皮膚・血液・頭髪などを構成しているのです。
具体的には、「L−リジン」は体内で作り出す栄養のバランスを整える役割をしています。
もし不足すると、栄養バランスが崩れて、吐き気やめまい、疲労感や食欲不振などのほか、抜け毛などの症状が出てきます。
そのため「L−リジン」は、髪にも欠かせない栄養素だと言えます。
「L-リジン」は体内で作れない?
タンパク質を構成するアミノ酸には、体内で作ることが出来るアミノ酸(非必須アミノ酸)と、体内で作ることが出来ないアミノ酸(必須アミノ酸)があります。
ちなみに、必須アミノ酸の頭についている「L」はL型のことで、アミノ酸はL型・D型のうちL型しか有効に働かないことが分かっています(なお、必須アミノ酸を説明する際、「L」を省略する場合もあります)。 今回の主役「L-リジン」は、必須アミノ酸のひとつ。
11種類の「非必須アミノ酸」は体内で作り出すことができますが、L-リジンをはじめ9種類の「必須アミノ酸」は体内では作れません。そのため必ず食物から摂取する必要があります。
ただし、年齢を重ねると消化機能が低下して摂取しづらくなるため、調理法を工夫するなどして効率よく摂ることが大切なのです。
まとめると、「L-リジン」は体内で作り出すことができないので、積極的に摂取しなくてはいけないということなのです。
「L-リジン」の髪の毛への効果
「L-リジン」には、白髪や育毛・ダイエット・ストレス低下など様々な効果があります。髪だけでなく、体型維持にも効果があるなんて嬉しいですね。
嬉しい白髪への効果
「L-リジン」の重要な効果として注目したいのが、白髪に良いということ。
「L-リジン」は成長ホルモンの分泌を促す働きがあるのですが、成長ホルモンが分泌されると、髪の毛を作る毛母細胞や黒色を付ける色素細胞が活性化するのです。
他にも、髪の毛や肌を構成するタンパク質“ケラチン”を作る働きや、鉄や亜鉛の吸収を助けるなどの働きがあります。
亜鉛は新陳代謝を促すことで知られ、頭皮の新陳代謝を良くすることで、髪を生えやすくする環境を作ってくれます。
白髪のメカニズムについて知りたい方は以下記事も読んでみてくださいね。
▼髪の色は元々白だった!白髪対策の鍵は【メラニン】?白髪の原因とメカニズム
気になる育毛への効果も
育毛を促進するには、体全体の循環を良くし、健康を保つことが大切です。なぜなら、髪の毛は体の末端部分なので、体の循環が良くなると末端にも必要な栄養素が届くようになるからです。
「L-リジン」の機能には、以下のような働きがあります。
- 内臓の要となる“肝臓機能の強化”
- 体内に吸収したものを消化する“酵素を作り出す働き”
- 健康を維持するための“カルシウムの吸収促進”
- ウイルスなどから身を守る“免疫力を向上させる働き”
- 白髪への効果でもご紹介した“ホルモン分泌を促す機能”
これらは全て、栄養素を体の隅々まで行き渡らせ、健康を維持するために必要な要素。栄養が末端まで行き渡れば、髪の成長も促進されるというわけです。
体の循環を良くすると聞いても、なんだか末端の頭皮にはちょっと遠い気がしますよね。でも、実は「L-リジン」の育毛効果は、アメリカの研究で既に実証されているのです。
アメリカのベストセラー『TheBaldTruth(ハゲの真実) スペンサー・コブレン:著』の中では、治療法に「L-リジン」が有効だったことが記されています。
また、ロンドンのバイオサイエンティフィック社は、「L-リジン」が薄毛や脱毛に効果があることを証明し、アメリカで特許を取得しています。
同社の研究によると、「L-リジン」を1日あたり200〜2000mg摂取すると、男性の脱毛症(AGA)や女性の薄毛・抜け毛などの治療に優れた効果を発揮しました。
このように、「L-リジン」は男女関係なく、育毛にも高い効果があることが実証されています。
ダイエットやストレス、集中力への効果もあり!
「L-リジン」は現在、ダイエットの分野でも注目されています。それは、脂肪を燃焼する働きがあるから。
もっとも、「L-リジン」そのものが脂肪を燃焼するのではありません。
骨格や筋肉を作る際に脂肪酸を燃料とする「カルニチン」という物質があるのですが、このカルニチンを合成するのが、リジンとメチオニンなのです。
つまり、「L-リジン」は脂肪を燃焼させる物質の元になっているというわけですね。
また、「L-リジン」には抗酸化作用や保湿作用などもあります。
抗酸化作用は、体内に増える活性酸素を除去してくれる作用として、広く知られていますよね。
体内の老化を防いで体全体を若々しく保つ上に、髪を作る細胞の活性化や、お肌のハリまで期待できますよ。
また、「L-リジン」はホルモン分泌を促すとお伝えしましたが、ホルモンは神経系に関する脳内物質。ストレス低下や集中力アップなどにも効果があると、メンタル面でも注目されています。
他にも、脳卒中の発症を抑制する効果があることなども分かっています。脳卒中を引き起こす割合が最も高いのは50代というデータもあり、中高年にはありがたい効果ですね。
「L-リジン」はこのように、多分野に効果が期待できる、優れたスーパー栄養素なのです。
「リジン(リシン)」を含む食品とは
では、具体的に何を食べたらリジンが摂取できるのかをご紹介します。
ちなみにリジンは「リシン」とも呼ばれるので、栄養を調べる際には「リシン」と書いてあるかもしれませんが、同じものとお考えくださいね。
リジンはお米や小麦などの穀物にはあまり含まれていません。多く含まれるのは動物性タンパク質や大豆です。炭水化物中心の食生活では、リジンが不足して栄養のバランスが偏ってしまいます。
リジンは必須アミノ酸の中でも、特に不足しやすい栄養素。バランスの良い食事を心がけて、摂取することが重要です。
特に多く含まれるのは、肉や魚・大豆製品などですが、その他にも次のような食品がおすすめです。
- 肉類:牛肉、豚肉、鶏肉など
- 魚類:サワラ、サバ、干ししらす、真アジ、かつお、ぶりなど
- 大豆製品:味噌・豆腐・高野豆腐・納豆など
- 豆類:ピーナッツなど
- 乳製品:牛乳、チーズなど
ちなみに、WHO(世界保健機関)が定めた「L-リジン」の必要摂取量は、体重1kgに対して30mg。これに、自分の体重をかけたものが、必要摂取量になります。
たとえば、体重55kgの人が必要な量は30mg×55kgという計算になり、1日で必要な摂取量は1650mgにも及びます。
先述したように、年を取るに従って消化機能は落ちていきます。それを考えると、いくら食事に気をつけていても、これだけの量を食事だけで摂取するのはなかなか難しいもの。 そこでおすすめなのが、サプリメントです。
手軽に「L-リジン」を摂るならサプリメントがおすすめ!
白髪や育毛に効果のある「L-リジン」は、毎日の食事で摂りたいものですが、一人暮らしや外食が多い人などは、なかなか思うように摂れませんよね。
育毛大国アメリカでは、そのような人のために「L-リジン」のサプリメントが開発されています。
日本でも手に入らないことはありませんが、個人輸入となるので空輸料などが含まれてお値段が張ります。
そこでおすすめしたいのが、「L-リジン」を含むサプリメント「ブラックサプリEX」です。
「ブラックサプリEX」は、「L-リジン」のほか、黒ごまから抽出されるゴマリグナンなど9種類の有効成分が入っている、白髪に効果的なサプリメントです。
「ブラックサプリEX」を飲むことで、白髪の改善や毛量アップも期待できますよ。
白髪対策や育毛のために「L-リジン」を積極的に摂ろう!
「L-リジン」は健康な髪の毛を育てるために、必要不可欠な栄養素のひとつです。
肉や魚などにも含まれるので、毎日の食事からも摂ることができますが、それだけではどうしても不足しがち。
でも、サプリメントなら、水さえあれば手軽に摂ることができます。
意識的に「L-リジン」を摂って、白髪や薄毛などの髪の悩みを改善するとともに、今よりさらに健康になりましょう!
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