初めての白髪染め! 知っておきたい6つのポイントを毛髪診断士が教えます

初めての白髪染め! 知っておきたい6つのポイントを毛髪診断士が教えます

初めて白髪染めをするとき、いろいろと不安がいっぱいですよね。

そもそも、いつ頃から白髪染めをはじめるべきかもわからないし、種類もいっぱいで何を選んだら良いのかわからない!なんて人も多いのでは。

今回は、初めて白髪染めをする人に向けて、失敗しないコツや知っておくと便利なポイントなどを毛髪診断士の立場から詳しくお伝えします!

後半では、初めてでも失敗しにくいおすすめの白髪染め商品も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

初めての白髪染めは不安がいっぱい…!

初めての白髪染めは不安がいっぱい…!


白髪が少しずつ増えてきたから、いよいよ白髪染めのはじめ時かな…という人がまず気になるのは、白髪染めとカラーはどこが違うの?という点ではないでしょうか。

実は、白髪染めとヘアカラーは、基本的な仕組みは同じです。

もう少し詳しく言うと、カラーの中のひとつとして白髪染めがあります。

どちらも、酸化染料とアルカリ剤を主成分とする1剤、過酸化水素を主成分とする2剤の2種類の薬剤を混ぜて髪を染めていきます。

違うのは、配合されている脱色作用と染料作用の割合。

白髪染めの方が脱色作用が弱く、髪を染める染料が強めなのが特長です。

これまでにヘアカラーなら経験がある人は多いと思いますので、白髪染めがまったく未知の世界のものではないことがわかれば、少し不安がなくなるのではないでしょうか?

白髪染めとカラーの違いについてもっと知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

▶白髪染めとカラーの違いは何?自分はどちらを選ぶべき?そんな疑問に答えます!

みんなは何歳から白髪染めをはじめたの?

みんなは何歳から白髪染めをはじめたの?


「みんなは何歳くらいから白髪染めをはじめてるの?」と気になる人もいるのでは。

個人差があるとはいえ、自分の年齢が平均よりも早いか遅いかは、なんとなく知っておきたいものですよね。

株式会社リクルートライフスタイルがおこなっている「白髪に関する意識調査2019」によると、白髪をはじめた年齢の平均は、

男性 40.8歳  女性 43.5歳

という結果が出ています。

ちなみに、白髪が気になりだした年齢の平均は、

男性 38.2歳  女性 42.0歳

ですので、多くの人が、白髪が気になりだしてから1~2年で白髪染めに踏み切っていることがわかります。

出典:【株式会社リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミー】

白髪染めをはじめるタイミングは?

では、実際どのくらい白髪の量が増えてきたら、白髪染めをはじめるべきでしょうか。

明確な答えはありませんが、知り合いの美容師さんたちから話を聞いていると、「白髪が髪全体の30%」が白髪染め開始の目安のようです。

ただし、30%だと白髪まじりだということがすでにわかりやすい段階ではあるので、もう少し早い状態から白髪染めをはじめる人も多いようです。

初めての白髪染め、美容院かセルフかどっちがいい?

初めての白髪染め、美容院かセルフかどっちがいい?


いざ白髪染めをしよう!と決めた場合、迷うのが「美容院でお願いするか、市販の白髪染めを買ってきて自分で染めるか」という選択。

絶対にどちらが良い!とは言い切れませんが、できれば「初めて白髪を染める場合は美容院でお願いし、その後のケアはセルフで染めていく」のがおすすめです。

その理由として、主に次の3つが挙げられます。

白髪染めの色味を選ぶのが、意外に難しい

白髪染めの特長として、一般的なカラーよりも暗く染まるという点があります。

また、同じ色味でも白髪の量によっては仕上がりの雰囲気が大きく異なります。

一度暗くした髪を、再び明るく染めることはかなり難しいので、最初のカラー選びがとっても肝心!

美容院でお願いすれば、自分の白髪の状態や髪色にあわせて、もっとも合う色味を選んでもらえますし、部分的に薬剤の配合を変えたり、放置時間を調整したりすることも可能です。

まずは美容院で白髪染めをお願いして、以降は3回に1回くらいの割合で美容院に行き、メンテナンスをおこなうと良いと思いますよ。

染めムラが出やすい

通常のカラーでも言えることですが、白髪染めの場合は特に、染めムラが出やすいと言えます。

というのも、均等に白髪が生えているわけではないですし、白髪がもっとも気になる根本までキレイに染めるのはある程度回数を重ねて、コツをつかむことが求められます。

市販の白髪染めは、誰でも失敗なく染められるように工夫されてはいますが、その分強い薬剤が使用されています。

根本まで染めようとして薬剤が地肌についてしまうと、頭皮が荒れるなどの肌トラブルが起こりやすいので、注意が必要です。

白髪染め以外の方法がまだあるかもしれない

白髪染め以外の方法がまだあるかもしれない


実は一番大きな理由が、「白髪染めをする前に、ほかの方法がある可能性が大きい」ということです。

たとえば、白髪がまだそこまで目立たない場合であれば、全体を染めるのではなく、メッシュやハイライトを入れる方法があります。

また、顔周りや生え際など部分的に白髪が生えている人の場合、前髪を作ることで目立ちにくくなりますし、カットの方法次第でイメージを変えることも可能です。

全体的に染める場合も、白髪染めではなくカラーの方が自然に仕上がることも多いんですよ。

なお、カラー選びの参考として、こちらの記事もぜひご覧くださいね。

▶白髪が目立たないカラーが知りたい!おすすめカラーと実例をご紹介

毛髪診断士

ここからは、白髪染めの種類や特長について、詳しくお伝えしていきます!
あなたにピッタリのタイプを見つけてくださいね♪

初めてのセルフ白髪染め! 自分に合うタイプを選ぼう

いよいよ初めての白髪染め! 自分に合うタイプを選ぼう


初めて白髪染め、本当は美容院で染めたいけれど、忙しくてどうしても行く時間がとれない、お財布的に厳しいといった場合もありますよね。

また、これまで美容院で染めていたけど、初めてセルフで白髪染めをしてみたいという人も多いかと思います。

でも、いざドラッグストアに行くと、あまりにも種類が多すぎて、何を使ったらいいのか迷ってしまうかもしれません。

そこで、まずは白髪染めのタイプとそれぞれの特長を理解しておきましょう。

以下、タイプ別にメリット・デメリットを含めて比較してみました。

※こちらの表は横スクロールでご覧ください。

種類 メリット デメリット
白髪染め:
液タイプ
・髪に広がりやすく馴染みやすい
・一度でムラなく全体が染められる
・手早く塗布しないと、
液だれする可能性がある
白髪染め:
クリームタイプ
・ややかためのテクスチャなので、
髪に密着しやすく、液だれしにくい
・部分染めに適している
・髪をブロッキングする
手間がある
白髪染め:
泡タイプ
・初めてでも使いやすい
・薬剤を混ぜる手間がなく、
髪のブロッキングも不要
・スタイリング感覚で染められる
・根本などの
リタッチはできない
ヘア
マニュキア
・髪の表面だけに色をつけるので、
髪や頭皮を傷めにくい
・明るめの色に染められる
・ツヤが出る
・ほかの白髪に比べると、
色落ちしやすい
白髪ケア用
カラー
トリートメント
・シャンプー後などに手軽に使える
・トリートメント成分が配合されているので、
髪にやさしい
・一度では染まらないので、
数回使い続ける必要がある
・色落ちしやすい

これらの特長をふまえると、白髪染めを初めてセルフでおこなう人におすすめなのは、「泡タイプ」。

薬剤を混ぜる必要がなく、ノズルやポンプから出てくる泡を揉み込むだけ、面倒なブロッキングも必要ありません。

白髪染めは初めてだけど、カラーならセルフで経験あり!という人は、「液タイプ」が「クリームタイプ」が使いやすいかもしれません。

また、すでに美容院で染めてもらっている人や2回目以降の根本のリタッチをする場合は、「クリームタイプ」が向いています。

髪や頭皮のダメージが気になる人は、「マニキュアタイプ」か「トリートメントタイプ」がおすすめ。

一度に染めたい人はマニキュア、少しずつ色を乗せていきたい人はトリートメントを選んでみてはいかがでしょうか?

毛髪診断士

それぞれの特長はおわかりいただけましたか?
続いては、タイプ別でおすすめの商品をピックアップします。
実際に使ってみた人の口コミもご紹介しますので、参考にしてくださいね。

毛髪診断士が選ぶ!初めてでも失敗しにくい白髪染め5選

気になる白髪染めのタイプは見つかったでしょうか?

この章では、それぞれのタイプ別でおすすめ商品をご紹介します。

白髪染め:液タイプのおすすめ

ウエラトーン ツープラスワン 液状(ジェル)タイプ

ウエラトーン ツープラスワン 液状(ジェル)タイプ


液状の薬剤が髪全体に広がり、白髪をムラ無く染めてくれる「ウエラトーン ツープラスワン 液状(ジェル)タイプ」。

アボガド、ホホバ、ヒマワリの3つの天然植物成分が入った輝きエッセンス入りだから、ツヤのある仕上がりが手に入ります。

サロン仕様のフィット感がある手袋がついているのも、初心者にはうれしいポイント。

色展開

9色

内容量

A剤43ml B剤 86ml エッセンス5.5ml

価格

オープン価格

【レビュー】

もう数え切れないほど、リピートしています。 輝きエッセンスのおかげか、ツヤ感がダントツです。 今後も浮気しないで使い続けると思います。

髪になじむのがビックリするくらいはやく、あっという間に塗布が終わります。 忙しい人にピッタリです!

白髪染め:泡タイプのおすすめ

ビゲン ポンプカラー

ビゲン ポンプカラー


“初めての白髪染め”に対するあらゆる不安にこたえてくれる「ビゲン ポンプカラー」。

ポンプタイプ&泡で出てくるから、薬剤を混ぜる手間は必要なし。

泡を揉み込むだけだから簡単、しかも洗い流さないトリートメントがついているので、白髪染め後の髪のパサつきもカバーできます。

専用ポンプは繰り返し使えるから、2回目以降は詰め替え用を買うだけ。

お財布にも環境にもやさしい白髪染めです。

色展開

12色

内容量

50ml+50ml+5ml

価格

オープン価格

【レビュー】

不器用な私でも、キレイに染められました。 ハンドソープみたいに泡で出てくるので、すごく簡単! 詰替え用があって、エコなのも気に入っています。

染めている最中は髪がきしむ感じがしますが、付属のトリートメントを使うとすごく潤います。 泡がもっちりしていて、へたらないので使いやすいです。

白髪染め:クリームタイプのおすすめ

ロレアルパリ 6NB エクセランス R クリームタイプ

ロレアルパリ 6NB エクセランス R クリームタイプ


白髪染めの前・中・後のトリプルケアで、ヘアサロンのような美しい仕上がりが手に入ると人気の「ロレアルパリ 6NB エクセランス R クリームタイプ」。

カラーリングに必要なアイテムがすべてついているから、初めてでも安心です。

全13色、自分に合ったカラーがきっと見つかります。

色展開

18色

内容量

下地エッセンス:12ml、1剤:48g、2剤:48g、トリートメント:40g

価格

オープン価格

【レビュー】

ダメージが少なく、ツヤが出るほどキレイに染まりました。 敏感肌でも頭皮がピリピリしなかったので、次も使いたいと思っています。

いままで美容院でしか染めたことがなかったのですが、初めてセルフで染めてみました。 サロンみたいな仕上がりに驚きました。 これからは、美容院とセルフを混ぜていこうかな…。

マニキュアタイプのおすすめ

ブローネ 美髪ヘアマニキュア ダークブラウン

ブローネ 美髪ヘアマニキュア ダークブラウン


髪のダメージが気になる人におすすめなのが、「ブローネ 美髪ヘアマニキュア ダークブラウン」。

クシがついているから、片手でとかすだけでサッと塗れます。

また、ヘアマニキュアだから、ツンとするニオイもなし、ジアミンアレルギーで白髪染めができない人にもピッタリです。

一度で使い切れない場合は、次回使うまで残しておけるのも◎。

色展開

6色

内容量

染毛料72g(クシつき)、専用リムーバー8ml

価格

オープン価格

【レビュー】

いつも染めるときに頭皮が痛かったので、ヘアマニキュアなら…と試してみたところ、まったくヒリヒリしませんでした! 部分的に使えて、残しておけるのも経済的です。

美容院に行くまでのつなぎとして使っています。 耳キャップもついているので、うっかり耳に液がつくこともなくなりました。

トリートメントタイプのおすすめ

KAMIKA 白髪染めカラートリートメント

KAMIKA 白髪染めカラートリートメント


白髪のケアと傷んだ髪のケアが同時にできる、Wでうれしい「KAMIKA 白髪染めカラートリートメント」。

毎日のシャンプー後に使うだけなので、忙しい女性にピッタリです。

少しずつ色づいていくから、白髪染めをしたことが周囲にわかりにくいのもうれしい!

髪と頭皮にやさしい成分を配合しているから、使い続けるほどに美髪に近づけます。

フローラルフルーティの香りも好評。

色展開

2色

内容量

200g

価格

3,980円(税抜)

【レビュー】

白髪染めというと髪が傷むイメージでしたが、この白髪染めトリートメントはまったく違い、使うほどに髪がキレイになる気がします!気になる白髪も髪のダメージも改善されるなんて、ビックリ!

とにかく香りがすごく好きです。 敏感肌ですが、頭皮も髪もノーダメージなので、ありがたいです。 今後もリピートしたいです。

まとめ

白髪染めに対する不安は解消できたでしょうか? わからないことは美容師さんに質問してみたり、メーカーのお客様センターに問い合わせてみるのもおすすめですよ。

もちろん、この「白髪ニュース」の記事も参考にしてもらえたらうれしいです。

初めての白髪染めが、うまくいきますように…!

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