せっかく白髪染めをしたのにすぐに色落ちしてしまっては台無しですよね。
白髪染めが色落ちする原因はさまざまで、同じ白髪染めを使っても髪の毛の状態や染め方、アフターケアによって色持ちが変わってくることがあります。
今回は白髪染めが色落ちしてしまう原因から予防策、また色持ちがいいと評判の白髪染めを紹介していきます。
目次
白髪染めが色落ちしはじめる時期と原因は?
白髪染めはあくまで髪の毛の塗料であるため、時間が経過するにつれてどうしても色落ちしていきます。
通常白髪染めは1~2ヶ月で色落ちすると言われていますが、髪の毛をいたわらなければ色落ちする速度が速まるので注意しましょう。
毎日のシャンプーから色落ちは始まる
白髪染めが色落ちする最大の原因は、毎日のシャンプー&トリートメントです。
清潔な状態を保つために日々の洗髪は欠かせませんが、シャンプーの選び方や洗い方によって色持ちが変わってきます。
白髪染めを始めた人は、シャンプーやトリートメントの選び方や使い方も見直すことをおすすめします。
明るいカラーは色落ちも早い
髪の毛を明るくするカラー剤であればあるほど白髪を染める染料が少なくなるため、白髪が染まりにくく染めてもすぐに色落ちしてしまいます。
早い人だと白髪染めをしてから10日程度で色落ちを感じ始めるようになるので、少し暗めの色を選ぶようにしましょう。
ドライヤーやアイロン、紫外線による熱
白髪染めの色持ちをキープするためにはキューティクルの状態に気を配りましょう。
高温のドライヤーやヘアアイロンをあてると髪の毛は乾燥してキューティクルが開いてしまい、色落ちしやすくなります。
また、紫外線も髪の毛のアミノ酸の結合を弱めてたんぱく質とヘアカラーの色素を流出させてしまうので要注意です。
濡れたままの髪の毛は退色を加速する
「ドライヤーの温風は髪の毛に悪いから」といってドライヤーをしないでいると、さらに色落ちが加速します。
濡れた髪の毛はキューティクルが最大限に開いている状態であり、そのままにしておくと色素が流れ出てしまうためです。
洗髪後は必ずドライヤーで乾かすようにしてください。
白髪染めの色落ちをできるだけ予防する方法
白髪染めをした髪の毛をなるべく長く美しく保つためには薬剤選びから染め方、そして染めた後のアフターケアにまで気を配る必要があります。
ここからはそれぞれのポイントを紹介します。
ポイント①色選び
メーカーによって異なりますが、日本でおしゃれ染めをする場合は約14トーンのなかから好みの色をチョイスすることになります。
トーンの数字が大きくなるほど明るくなりますが、白髪染めであれば7~9トーンくらいの暗めのトーンに押さえておくのがおすすめ。
それ以上明るくすると白髪が上手く染まらずに、色落ちしやすくなります。
自然な髪色に見せるのであれば、赤みのあるブラウンやマットブラウンが色持ちも比較的良くおすすめです。
反対にアッシュ系は元々の髪が持つメラニン色素に白髪が負けてしまい、色落ちしやすくなります。
また、染料の色素が大きいレッドやピンク系の染料は髪の内部まで染まりにくく、色落ちしやすいのであまりおすすめできません。
ポイント➁染め方
カラー剤がほとんど色落ちしても、新しい白髪が目立ってくるギリギリまで白髪染めをしない人がいますが、これでは髪の毛が傷んでしまいます。
髪の色が退色しきる前に新しく白髪染めをすることで、色味を蓄積できるようになり、色持ちも持続されるでしょう。
セルフで白髪染めをする場合は、薬剤の選び方も重要なポイント。
色持ちを重視する人はヘアマニキュアよりも色落ちしにくいヘアカラータイプの白髪染めを選びましょう。
いざ白髪染めを始めるときにはケチらずに薬剤をたっぷりとり、白髪がしっかりと隠れるまで塗布していきましょう。
特に毛量が多い人や毛が太い人は少ない人に比べて染まりにくいため、規定の容量よりも多めに取るようにしてください。
カラー剤の放置時間も重要です。
よく「たった5分で完了!」など、放置時間の短さをウリにしている白髪染めを見かけますがこのような製品は色素の量が多く、見本よりも暗く染まることが多いため、あまりおすすめできません。
一般的な市販の薬剤を使う場合、約20~25分は放置するようにしましょう。
薬剤の浸透を促進するためには、ラップやペーパーを使って髪の毛を覆うようにしてください。
頭皮の熱をこもらせることで浸透力が高まり、色持ちも良くなります。
ポイント③染めた後のホームケア
白髪染めの色持ちは、染めた後のホームケアによって大きく変わってきます。
まず、白髪染めをした当日はシャンプーをしないでおきましょう。
薬剤がまだ残っているようで不快に感じるかもしれませんが、なじませるためには放置する必要があるのです。
シャンプーをすると薬剤が髪の毛になじまないまま流れてしまうので気を付けましょう。
トリートメントはしても構いませんが、揉みこみすぎると髪に入った色素まで揉みだしてしまうので要注意です。
白髪染めを始めた人は、これまでのシャンプー&トリートメントを見直し、カラーリング専用シャンプーに変えるのがおすすめ。
市販のシャンプーは泡立ちがいいものの洗浄力が強すぎる傾向にあり、汚れだけではなく白髪染めの染料まで落としてしまいます。
頭皮や髪の毛への影響も強く、白髪染めで抵抗力が弱まっている頭皮にさらなるダメージを与えてしまいます。
刺激が少ないアミノ酸系シャンプーや植物由来成分配合のシャンプーがおすすめです。
洗浄時は頭皮や髪の毛をあまりゴシゴシこすらずに、やさしく洗うように心がけましょう。
長時間のシャンプーは染料を落としてしまう可能性があるので、短時間でしっかりと洗い上げます。
お風呂から上がったらやさしくタオルドライをし、すぐに髪の毛を乾かすようにしてください。
髪の毛をドライヤーで乾かすときにはキューティクルを傷めないように、髪にやさしいマイナスイオンドライヤーや髪の毛を保護する洗い流さないトリートメントを使いましょう。
温風と冷風を交互に当てると髪に負担がかからずキューティクルが守られ、色味やたんぱく質が流出しにくくなります。
紫外線も白髪染めの色落ちを促進する要素になるので、外出時は髪の毛用の日焼け止めを使って頭皮や髪の毛を守りましょう。
日傘や帽子を使ったり、日差しを避けた場所を歩いたりするのも有効です。
白髪染めの色落ちに対策におすすめのシャンプー
①白髪染めの色落ちを防ぐシャンプー
洗浄力が強すぎるシャンプーは色落ちの原因になります。
洗浄力がマイルドで、保湿成分がしっかりが入ったものが◎
特に美容室でカラーの後処理にも使われているヘマチンが配合されたものがおすすめです。
ナプラ ケアテクトHBカラーシャンプーS
ケアテクトHBシャンプーは天然ハーブエキス配合で、ヘアカラーした毛に適したヘマチンが配合されています。
シリコンフリーの自然派ケアシャンプー で髪をいたわってくれます。
加水分解ヒアルロン酸や6種類のハーブエキスが配合されていてカラーした髪の毛のケアに最適です。
【価格】2,000円(税抜)
【内容量】300ml
【口コミ】
敏感肌なので市販のシャンプーは合わず、ずっとジプシーしていましたが、こちらを使用するようになってからは肌荒れもなく落ち着いています。仕上がりはふんわりするので髪にボリュームがほしい方に良いかもしれません。カラーリングした髪なら色持ちも良くなると思います。
個人的には良い香りだと思いました。香りはあまり残らないようです。ワックスなし、汗もかかないような日にはケアテクトの泡立ちは良いです。そうじゃない日は、泡立ち悪いのでプレシャンプーが必要です。
ヘマチン配合シャンプーについて詳しくは以下記事も参考にしてみてください。
▶【最新】白髪対策ヘマチンシャンプーおすすめ人気ランキング20選~失敗しない選び方もご紹介~
②色落ちしても白髪が目立たない、徐々に染まるシャンプー
シャンプーしながら徐々に染まるタイプのシャンプーなら、色落ちしても白髪が目立たずおすすめです。
利尻昆布白髪用カラーシャンプー
累計販売本数300万本を突破した人気のヘアカラーシャンプー。
洗うたび徐々に白髪が染まるシャンプーで、ライトブラウン・ナチュラルブラウン・ダークブラウン・ブラックの4色を展開しています。
カラー剤が色落ちしにくい両性イオンタイプの洗浄成分が配合 されていて、色持ちを持続させながらも汚れをすっきり落とせます。
無添加・アミノ酸系シャンプーでシコンやクチナシなどの天然由来植物色素が髪の毛をいたわってくれるので安心です。
4つのイオン色素が美しい発色を実現し、白髪染めをしたとは思えない健康的で自然な髪色を感じられるでしょう。
利尻昆布シリーズはシャンプー以外にもヘアトリートメントや部分染めも取り扱っているので、ラインでそろえてみるのもいいでしょう。
【価格】3,500円(税抜)
【内容量】200ml
【色展開】ライトブラウン・ナチュラルブラウン・ダークブラウン・ブラック
久しぶりに使ってみましたがやはり良いですね。一度で髪に色がつきます。市販のヘアカラーは刺激が強いので髪が傷むし抜け毛がひどくなります。こちらは髪にも頭皮にも良いですね。
無添加で安心して使え、とても満足です。今までリンスで染めていましたが、時間もかかり、また枕などに色がついたりしてちょっと困ってましたが、これはそのようなこともなく、すぐれものです。こういう商品を待ってました。
色落ちしにくいと評判の白髪染め3選
白髪染めヘアカラーは髪のキューティクルを開いて髪の内部に色素を浸透させるため、ヘアマニキュアよりもしっかりと染められます。
ただし多少なりとも髪の毛はダメージを受けるため、髪にやさしい自然由来成分のヘアカラーがおすすめです。
ここからは色落ちしにくいと評判の白髪染めを3商品紹介します。
シエロムースカラー
ホーユーはさまざまな白髪染めを販売していますが、そのなかでも色持ちがよいと評判なのがムースタイプのヘアカラー。
ムラなく染まるクリーミーなムースで、髪の毛へ手軽に塗布できます。
放置時間は20分で、しっかりと髪の毛に薬剤を浸透させられるはず。
ブラウンを中心とした16色展開で、自分に合う色をきっと見つけられるでしょう。
天然由来のツヤ成分やケア成分が配合されていて、髪の毛にやさしいカラーリングが実現されます。
やさしいフローラルの香りも魅力で、白髪染めの薬剤特有のツンとした匂いがありません。
【価格】1,200円(税抜)
【内容量】1剤50g+2剤50g
【色展開】1~6まで全16色
【口コミ】
よく振るだけでビニール手袋なども入っているので気になる所に塗布して時間をきちんと測って放置。1、2回染まりづらい場所を確認しながらで綺麗に染まります。長時間置きすぎると効果は同じで髪が凄く痛みます。説明を守るべし。ブロッキングすると失敗しないです。残った薬剤は次にも使えるので無駄がないのが嬉しい。
凄い長持ちします。3カ月は大丈夫でした。 私の白髪は、目立つけれど少ないため、生え際がどうとかいう事が無く、徐々に白髪が甦って来る感じなんですが、他の白髪染めでは3週間程度しかもちませんでしたが、3カ月白髪が見えない状態なら面倒に感じないで白髪染めが出来ます。
エクセランスRクリームタイプ
うるおい成分が配合されているカラー剤で、美しい髪色をキープすることができます。
クリームタイプはアッシュ系や緑がかかった栗色、そして自然な栗色になれるカラー展開がされているので、華やかな髪色を目指したい人にもおすすめです。
アフタートリートメントがついているので、白髪染めをした後のケアもしっかりできます。
においもほとんどありません。
【価格】1,400円(税抜)
【内容量】320g
【色展開】GA,NG,NB,G,WBなど全9色
【口コミ】
白髪染めとサロンのようなトリートメントが同時に出来ます。まず、染める前に毛先にたっぷりトリートメント、染めた後、シャンプー後にもオイルイン カラーケアトリートメント。このオイルイントリートメントが秀逸で、ダメージのある私の髪でもツヤツヤに!絶妙な栗色がかったアッシュ系ブラウンがしっかり発色してくれます。
パッケージが変わっていたので何度も調べて買いました。この商品は匂いも少なく、5~600円の商品より持ちが良いと思うので私の定番です。髪をカットしに行ったときに色も合っていると誉められました。
ブローネ香りと艶カラー
ツンとしないやさしい香りがうれしい「香りと艶カラー」。
生え際や分け目もしっかり染まるため、白髪が多い人におすすめです。
キューティクルケア成分が配合されているため、指通りなめらかでツヤのある髪の毛になれるでしょう。
放置時間は15分とされていますが、20分程度放置してしっかり染めることをおすすめします。
海藻エキスやローヤルゼリーエキス配合で、健康的でうるおいのある髪の毛が持続され色持ちが続きます。
とってもリーズナブルですが1本にはショートヘアが1回染められる分の容量のみが含まれているため、ロングヘアの人は2本以上購入しましょう。
【価格】650円(税抜)
【内容量】1剤40g、2剤40g
【色展開】2~7まで全11色
【口コミ】
レビューで「薬剤の量が少ない」と書かれてあったので毛量がかなり多くロングの私は念のため4箱購入しましたが、リタッチで根本の5cm程度にたっぷりぬっても2箱で十分でした(2箱はとっておこうと思います)
とにかく、臭い匂いがしないのが素晴らしいです。朝、家で染めたとしても、そのまま出掛けられます。飲食で働いてても大丈夫です。染め上がりも私は文句有りません。ずっと使っていきます。
まとめ
色持ちの良い白髪染めをすると、何度も白髪染めをする必要がなくなり健康的な髪の毛をキープできるようになります。
白髪染めの選び方から染め方、アフターケアまで気を配って、つややかな髪の毛を目指しましょう。