白髪染めトリートメントの使い方が正しければ、白髪をしっかり隠せるだけではなく美しい髪の毛を保つことができます。
今回は初めて一人で白髪染めトリートメントを試すという人のためにおすすめの使い方を紹介していきます。
白髪染めトリートメントの選び方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
- 白髪染めトリートメントの正しい使い方をするための事前準備
- 乾いた髪・濡れた髪それぞれに適した白髪染めトリートメントの使い方
- 白髪染めトリートメントの上手な使い方に関するQ&A
- 白髪染めトリートメントの注意点と選び方
- まとめ
白髪染めトリートメントの正しい使い方をするための事前準備
セルフで白髪染めをするときに、いきなりカラートリートメントを塗布すると失敗してしまうおそれがあります。
事前準備を万全の状態にしてから白髪染めを始めましょう。
ブラッシングやシャンプーで髪の毛を清潔な状態にする
髪の毛には目には見えにくい小さなチリやほこりがついているものです。
これらが付着したまま白髪染めを始めると色ムラができやすくなるので、先に根元から丁寧にブラッシングをしましょう。
絡みをほどくことができます。
手袋や粗目の毛染めブラシを用意する
白髪染めカラートリートメントは手袋を使って染めると手に染料がつきにくく、デリケート肌の人におすすめです。
また、粗目の毛染めブラシを使うと毛髪全体にムラを作らず、きれいに染められます。
目の細かいコームはトリートメントが毛先に溜まりやすくなるので避けましょう。
手袋やブラシが必要なカラートリートメントの方が染毛力は強い傾向にあるので、白髪染めトリートメントを選ぶときの参考にしてください。
パーマやヘアカラー直後の白髪染めはNG
美容室でパーマやヘアカラーをするとしばらくアルカリ成分が髪の毛に残ります。
その状態で白髪染めトリートメントをすると染料が反応して変色してしまう可能性があるので要注意です。
パーマやヘアカラーをした場合、最低1週間は時間をおいて白髪染めをするようにしてください。
乾いた髪・濡れた髪それぞれに適した白髪染めトリートメントの使い方
シャンプーをする前の乾いた髪に白髪染めをしたい人もいれば、シャンプー後の濡れた髪の毛にしたいという人もいるでしょう。
ここでは乾いた髪・濡れた髪それぞれに白髪染めトリートメントを使うメリットとデメリット、そして使い方を紹介します。
乾いた髪への正しい白髪染めトリートメントの使い方
髪の毛が乾いた状態で薬剤を髪の毛全体に広げるのはなかなか大変なこと。
しかし、薬剤を水分で薄めることなく使えるため、部分染めしたい人にはおすすめの方法です。
・乾いた髪は白髪の位置が確認しやすいため、塗り残しが発生しにくい
・水分で薬剤が薄まらないのでしっかりと染まりやすい
・整髪料や頭皮の皮脂がついていると染まりが悪くなる
・洋服や床につく可能性がある
<上手な染め方のポイント>
乾燥した髪に白髪染めトリートメントを使う場合は、まずヘアブラシで髪をよくとかし、ヘアトリートメントを髪全体に塗布します。
特に白髪が気になる部分は二度塗りしましょう。
その後クシを使って根元から髪の毛を溶かし、髪全体を手で揉みこんで薬剤を浸透させます。
その後シャワーキャップをかぶったり、ラップで頭を覆ったりして放置します。
放置時間が過ぎたらぬるめのお湯で染料の色が出なくなるまでしっかりすすぎ、汚れても良いタオルでよく髪を拭いてください。
濡れた髪への正しい白髪染めトリートメントの使い方
白髪が多い人は、髪が濡れた状態で白髪染めを使ったほうが薬剤を伸ばしやすく、スムーズに染められます。
初めて白髪染めをする人にもおすすめの方法です。
・クシ通りが良くなりムラなく染められる
・シャンプーのついでに白髪染めができる
・薬剤が水分で薄くなってしまい染まりづらい
・お風呂の中で待たないといけない
<上手な染め方のポイント>
濡れた髪の毛に白髪染めトリートメントを使う場合はシャンプー後に水気をふき取り、白髪が気になる部位に塗っていきます。
その後は乾いた髪の毛と同様にクシでとかし、手で全体に広げます。
シャワーキャップをかぶって指定の時間放置したらぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。
汚れても良いタオルで拭いてドライヤーで乾かしたら完了です。
浴室で染めるときには汚れないように床や壁を新聞紙などで覆っておくことをおすすめします。
またケープを覆うと衣服を汚れから守れますし、肌にもつきません。
ほかにも、汚れ物をすぐにまとめられるビニール袋を用意しておきましょう。
万が一壁や洗面台を汚してしまったらすぐに漂白剤をタオルに含ませ、ポンポンと叩くようにして落としましょう。
時間が経つと白髪染めは簡単には落ちにくくなってしまうため、早めの対応がポイントです。
鏡が汚れたら食器用洗剤を薄めてコットンに含ませ、汚れがついた場所に貼って1時間程度放置してください。
ほとんどの汚れは落ちるはずです。
白髪染めトリートメントの上手な使い方に関するQ&A
Q1:白髪染めトリートメント後にはどんなシャンプーを使えばいい?
A:市販のリーズナブルなシャンプーは洗浄力が強く染料を落としてしまうので、白髪染め専用のシャンプーやトリートメントを選びましょう。
アミノ酸系のシャンプーは肌への刺激も少なくおすすめです。
Q2:整髪料がついた髪の毛に白髪染めトリートメントは使える?
A:ついていない状態がベストですが、少々の汚れや整髪料であれば染毛効果はきちんと感じられます。
ただし、油分の多い整髪料を大量に使用していると薬剤をはじいてしまいますので、一旦シャンプーをしてから白髪染めをしましょう。
Q3:白髪染めトリートメントはどれくらい続けたほうがいいの?
A:多くの白髪染めトリートメントは1回で染め上げるのではなく、徐々に染めていくタイプであるため最初の2、3日は連続で使いましょう。
全体が染まったら1週間に1~2回の頻度で染めると色落ちしにくく、きれいな髪色をキープできます。
色持ちの良い良質な白髪染めトリートメントを選ぶと、白髪染めの頻度を減らせます。
Q4:白髪染めトリートメントの色持ちをよくするにはどうしたらいい?
A:まずは色持ちの良さをウリにしている白髪染めトリートメントを選んでみましょう。
また、洗浄力がさほど強くない白髪染め用のシャンプーを使ったり、紫外線を避けたりすると色味がキープされます。
白髪染めトリートメントの注意点と選び方
髪の毛へのダメージが少ないと言われる白髪染めトリートメントですが、使い方や選び方にはいくつかの注意点があります。
特にデリケート肌の人は、必ず確認するようにしてください。
白髪染めトリートメントは複数回染めが基本
同じ白髪染めでもヘアカラーやマニキュアとは違って、白髪染めトリートメントは時間をかけて徐々に染めていくスタイルです。
髪の毛をいたわりながら染められるというメリットはありますが、完全に染まりきるまで時間と手間がかかることを理解しておく必要があります。
別メーカーの製品を混ぜるのは厳禁
ヘアトリートメント製品の多くは複数回使えるタイプで、髪の長さや染まり具合によって薬剤が余ってしまうことがあります。
同一メーカーの製品を新しく購入して混ぜることはできますが、異なる製品は混ぜないようにしましょう。
製品によって染毛成分の配合バランスは異なるため、白髪染めをしても色ムラを起こしてしまう可能性が考えられます。
放置時間が極端に短いものや単一染料のものは避ける
放置時間の短さをウリにしている白髪染めトリートメントは少なくありませんが、3分や5分など極端に短いものはあまりおすすめできません。
染毛力が弱く、しっかり染まり切らない可能性が高いです。
また、白髪染めトリートメントに配合されている染料には①植物染料②塩基性染料③HC染料の3種類があり、単一染料もあれば複数の染料が配合された製品もあります。
髪や頭皮に優しいのは天然染料ですが、単一染料だと染毛力が弱いところがデメリット。
選ぶのであれば天然染料と塩基性またはHC染料が配合された染料がおすすめです。
おすすめの白髪染めトリートメント3選
ここからは染毛力が高く、髪の毛にもやさしい白髪染めトリートメントを3つ紹介します。
利尻昆布ヘアカラートリートメント
累計販売本数2,300万本を突破し、2019年に最も売れたヘアカラートリートメントの利尻昆布。
植物由来成分が28種類も配合されていて、髪の毛をいたわりながら染めることができます。
白髪を染めながら、ツヤを出せるところが魅力です。
シャンプーした後の髪の毛に薬剤を塗布し、10分程度放置したら洗い流しましょう。
ツンとしたにおいもなく、ヒリヒリしにくいのでデリケート肌の人にもおすすめです。
【価格】3,000円(税抜)
【内容量】200g
【色展開】ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ブラック
【口コミ】
夜に髪を洗い、朝、乾いたままの髪に、使い捨て手袋をはめて染めたい部分に液をつけます。 20分~30分程度そのままでいるのですが、刺激臭少なく、頭が痒くなりません。 トリートメント効果があるようで、洗いあがりはしっとりします。 液はクリーム状のため、ポタポタと液だれすることはありません。
カラートリートメントいろいろ試しましたが、こちらはとてもしっかり染まると思います。 白髪部分にも一度の使用でかなりの着色です。 そして色落ちもしにくいと感じます。 ただ髪がパサパサゴワゴワキシキシするようになったので、ダメージもそれなりに有りと思います。
スカルプDボーテヘアカラートリートメント
スカルプDボーテのヘアカラートリートメントのディープモイスチャーカラー設計には浸透色素やコーティング色素、トリプル色素が配合されていて浸透型コラーゲンが毛髪に浸透します。
そのため髪の毛をいたわりながらしっとりと染め上げることが可能です。
アルガンオイルやホホバオイル、ツバキオイルなど3つのオーガニックオイルがツヤのある髪の毛へと導きます。
濡れた髪の毛に使用可能で、10分程度放置したら洗い流しましょう。
ロングヘアでも3~4回使用できるため、コストパフォーマンスが優秀です。
【価格】2,593円(税抜)
【内容量】200g
【色展開】ダークブラウン、マロンブラウン、ローズブラウン、ナチュラルブラック
【口コミ】
過去、トリートメントタイプの毛染めでは全くと言っていいほど染まらなかった私の髪も、一回で色が入りました。夜、浴室で乾いた髪につけ、そのまま湯船に入り30分程度時間を置き洗い流すという使用法なので、裏面記載の用法よりやや長めに時間は置いていますが。香りも良いので、ストレスも少ないです。
あくまで私の場合ですが染まるまで毎日3日程度、そのあとは週一回程度の使用で白髪が目立たない状態を保てています。手袋をして乾いた髪に塗りシャワーキャップをかぶり、30分くらいたってから流しています。地肌についても私はシャンプーで落ちるので地肌についても気にせず根元まで塗っています。
LPLP(ルプルプ)
男女兼用で使用できる白髪染めトリートメントのLPLP(ルプルプ)。
2018年にリニューアルされてからはカラーリング力が約120%アップしました。
5つの植物オイルが新配合されたことで、髪へのうるおいと柔軟性を感じられるでしょう。
柔らかなテクスチャーで塗りやすいところも魅力です。
ラベンダー油、ローズマリー油、オレンジ油の爽やかな香りで、ツンとした嫌なにおいがありません。
放置時間は20~30分とやや長めですが、その分しっかり染められるでしょう。
【価格】3,000円(税抜)
【内容量】200g
【色展開】モカブラウン、ベージュブラウン、ブラウン、ダークブラウン、ソフトブラック
【口コミ】
1回でもかなり染まります。持ちも良いので毎日使う必要がなく香りも良いです。内側の一部だけが白髪なので本格的白髪染めではなくこの手の商品いろいろ使っていますが今はこれに落ち着いています。
黒髪なので、ソフトブラックにしました。 いい色加減です。 シャワーキャップをかぶって30分 嫌な臭いや刺激がないので、楽に待てました。 仕上がりはツルツルツヤツヤです。
おすすめの白髪染めトリートメントについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
▶【2020年最新】白髪染めカラートリートメント20選!毛髪診断士のおすすめ
まとめ
白髪染めトリートメントは正しい使い方をすると髪の健康を保ちつつ、きれいに染め上げることができます。
乾いた髪、濡れた髪それぞれに適した染め方がありますので、メリット・デメリットを理解した上で使用するようにしましょう。